新聞記者を観てきた。とりあえず望月衣塑子記者の著書をポチった
遅れ馳せながら新聞記者を観てきました。
近所に映画館がない生活をしているため、わざわざ電車に乗って丸の内ピカデリーまで行くという(面倒ですが都心に出るとテンション上がりますね)。
「新聞記者」は東京新聞の望月衣塑子記者の著書を原案とした映画で、
公式サイトには「内閣官房vs女性記者」の文字が大きく踊っています。
映画としての感想は、とてもおもしろく拝見できました。
自分は政治に関心が強い層でもないし、なんというか、一般的な常識の偏差値が40くらいの自覚があるため、あんまり大きいことは言えませんが、たぶんちょっとリベラルよりなんだろうなと思います。
産経新聞を違和感なく読めている人には不快な映画かもしれません。
とりあえず感想は下記。
・オフィスや部屋の類が暗すぎ
芝居がかってて醒めます。たしかに、メディア系の会社って寝てるひととかが転がったりしているので昼間はあえて暗めにしていたりするのですが、少なくとも内閣府でソーシャルリスニング&世論操作(ですかね?)をしている場面では、暗い必然がないでしょう。必然が薄い演出は本気さの減免を招いてしまうので避けたほうがいいと思うんですよねぇ。
・ツイッター使いすぎ
ツイッター自体のアクティブユーザってそんなに多く無いので、実際の波及って「バズをみたいろんな影響力がある人(とくに非ネットメディアの人たち)がいろんな動きをするから」なので、とくにテレビだと思うんですよねぇ。
・前半の難易度高め
前半、情報量が多いというか少ないというか。何がイシューなのかよくわからないんですよね。伊藤詩織さんというか山口敬之氏のことをどうしても出したかったのでしょうが、印象がぼやけてしまって眠くなってしまいました
・後半激アツ
最近のよしもと芸能のいちれんの問題とか、投票率が低いことに対する夏目三久さんの発言とか、「プロ意識」が話題になっていると思うのですが、今回の映画もそれを強く感じさせる内容でした。すっごい平たく言うと「国民のための正義vs国民のための正義」を描いた作品なんですが、それぞれ迫力があって素敵でした。
・松坂桃李さんがかっこいい
このあとの松坂桃李さんのキャリアが輝かしいものとなるように応援します!
本田翼さんが記者役なのかと思っていて、「こんな顔だったかな、ふーん」と思っていたのですが、記者役は別の方でした。ちょっと残念ですがそれは仕方ない。
なにはともあれ、望月衣塑子記者の「新聞記者」をポチりました。
土曜ということもあってか、丸の内ピカデリーはなかなかの混雑ぶりでした。
チェーン店のシネコンしか行ってなかったので、久しぶりに昭和を感じさせる映画館の雰囲気に、懐かしさを感じました。きれいにしててスゴイですね。